直木賞を受賞した時代劇小説「蜩(ひぐらし)ノ記」が映画

直木賞を受賞した時代劇小説「蜩(ひぐらし)ノ記」が映画化され、俳優の役所広司(57)が主演することが10日、分かったメガホンを執るのは“黒澤組”の名匠、小泉堯史監督(68)で、V6の岡田准一(32)をはじめ女優の堀北真希(24)、原田美枝子(54)の豪華キャストで来年公開初共演の役所&岡田が紡ぐ師弟愛を軸とした感動作になる  2011年秋に刊行され、第146回直木賞を受賞した葉室麟(はむろ・りん)氏(62)の同名時代劇小説が原作黒澤監督に長年師事し、「影武者」(80年)以降の作品で助監督を務めた後、00年の「雨あがる」でデビューした小泉監督自ら九州在住の葉室氏と会いに行き、映画化が決定した  黒澤監督と小泉監督はまさに師弟関係だが、物語の軸も師弟関係“師”を演じるのは日本映画界を代表する存在の役所、そして“弟”は今年「図書館戦争」「永遠の0」と主演大作映画2本の公開を控え来年はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主演と、俳優として進境著しい岡田だ  江戸時代後期の架空の藩が舞台主人公は、ある事件で3年後に切腹することを命じられている戸田秋谷(しゅうこく)岡田演じる庄三郎は秋谷を監視する任務にあるが、やがて師と仰ぐようになり、事件の裏に隠された真相を知る-  師弟愛を軸とした人間模様とともに、時代劇らしく立ち回りも見どころの1つ特に岡田は昨年末から、室町時代から続く流派で国外にも門下生がいる居合の道場に通う自身も居合有段者の小泉監督が「1週間ぐらいかかるものを1時間ほどでマスターする筋がいい」と絶賛するほどで、「今後、映画界を背負う人材になる」と絶大な期待をかける  原作者の葉室氏は「私が思い描いた世界がそのまま表現されている」とシナリオに太鼓判「劇場で涙したら恥ずかしいので、目立たないようこっそり見たい」と感動作になることを約束する  役所は「初めてご一緒する岡田さんとの仕事が楽しみ」と話し、岡田も「子供のころからファンの役所さんとの初共演がうれしくもあり楽しみ」新旧映画俳優の師弟コンビで、新たな本格時代劇の傑作が生まれる俳優・役所広司(57)とV6の岡田准一(32)が映画「蜩(ひぐらし)ノ記」(2014年公開)で初共演することが10日、分かった12年の直木賞作品で葉室麟氏(62)の同名時代小説が原作藩から切腹を命じられた侍(役所)と青年武士(岡田)の師弟愛を描くメガホンを取るのは黒澤明監督の弟子で「雨あがる」(00年)などを手掛けた小泉堯史(たかし)監督(68)役所&岡田が演じる師弟コンビが“クロサワ遺伝子”を継承する  役所広司岡田准一、今や日本映画界に欠かせない2人が初共演でクロサワワールドに挑む小泉監督は黒澤監督の助監督などを長く務め、撮影スタッフにも黒澤組のメンバーが多く残っている、いわば直系の監督だ  映画は黒澤監督の世界観がベースになっている「蜩ノ記」で描かれるのは、藩の重大な秘密を知り、不条理な切腹を命じられた侍・戸田秋谷(しゅうこく、役所)と、監視役でありながら戸田を慕う檀野庄三郎(岡田)との師弟愛小泉監督は2人の間柄を黒澤監督の名作「赤ひげ」(65年)で故三船敏郎さんと加山雄三(75)が演じた医師の師弟に見立てている  現在の日本映画界の顔ともいえる2人が、日本映画黄金期の遺伝子を受け継ぐ形これまで一緒に仕事をする機会がなかった小泉監督から直々に指名された役所は「出会える日を待ち望んでいました小泉監督の作品は誠実で品格を供え、時がたっても風化しない奥深さがあります」と機が熟したことを喜んだ  岡田も「黒澤監督を支えてこられたスタッフの皆さまと一緒にお仕事させていたけることを光栄に思います」と気合十分子供のころから役所のファンでもあり、初共演にも心を躍らせている2人はすでに昨年末から道場に通い、所作や剣術の特訓に励んでいるという  女性キャストでは戸田の妻・織江を小泉組の常連・原田美枝子(54)、娘で檀野と恋に落ちる薫を堀北真希(24)が演じる堀北と岡田は、ともに映画デビュー作となった「COSMIC RESCUE」(03年)以来の共演となる  2011年秋に刊行され、第146回直木賞を受賞した葉室麟(はむろ・りん)氏(62)の同名時代劇小説が原作サングラス 通販  2011年秋に刊行され、第146回直木賞を受賞した葉室麟(はむろ・りん)氏(62)の同名時代劇小説が原作iPhone 4s  2011年秋に刊行され、第146回直木賞を受賞した葉室麟(はむろ・りん)氏(62)の同名時代劇小説が原作グッチ 財布 アウトレット