南北分断が事実上固定化している朝鮮半島は、鉄道

南北分断が事実上固定化している朝鮮半島は、鉄道路線も南北に分断されているそのうちの一つ、ソウル~元山(ウォンサン)間を結んでいた京元線の韓国側分断区間が、このほど1駅だけ運転を再開した [関連写真] 京元線は、日本統治時代の1914年に全通した幹線鉄道の一つソウル駅の一つ手前にある龍山(ヨンサン)駅から北東方向に延びて山岳地帯を横断し、日本海側の都市である元山(ウォンサン)駅までの223.7kmを結んでいたしかし、1945年の第2次世界大戦終結と1950~1953年の朝鮮戦争で、南側が大韓民国(韓国)、北側が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に分かれ、京元線の韓国側営業区間はヨンサン~新炭里(シンタンリ)間88.8kmに縮小北朝鮮側も営業区間を平康(ピョンガン)~ウォンサン間に縮小し、ウォンサン駅で接続する別の路線を編入して線名を江原線に変更しているこの結果、軍事境界線をまたぐシンタンリ~ピョンガン間の約30kmが放置された状態になっていた 朝鮮戦争の終結後は、この状態が長らく続いていたが、シンタンリ駅から韓国・北朝鮮の軍事境界線までは約16kmあり、その途中には一般民間人の住む集落や、朝鮮戦争の激戦地として知られる白馬高地(ペンマゴジ)などの観光地もあるそのため、シンタンリ駅から一つ先の鉄原(チョルウォン)駅まで、運転の再開を望む声が以前から出ていたただ、かつてのチョルウォン駅は軍事境界線の南側ではあるものの、一般民間人の自由な通行や立ち入りを制限している民間人統制区域内にあるのが難点だった そこで、統制区域外となるチョルウォン駅の約3km手前まで線路を復元し、そこに終点となる新駅(ペンマゴジ駅)を設けることになった復元工事は2007年から始まり、2012年11月20日にシンタンリ~ペンマゴジ間5.6kmの営業運転が再開された 現在の京元線は三つの運行系統に分かれている南側のヨンサン~清涼里(チャンニャンニ)~回基(フェギ)間は広域電鉄中央線の一部、チャンニャンニ~フェギ~東豆川(トンドゥチョン)~逍遥山(ソヨサン)間は広域電鉄1号線の一部で、いずれもソウル都市圏の通勤通学輸送を担う複線電化路線に成長している これに対し、北側のトンドゥチョン~ソヨサン~シンタンリ~ペンマゴジ間は、単線非電化のローカル線(トンドゥチョン~ソヨサン間のみ1号線が並行)と化しており、日本のJR普通列車に相当する「通勤(トングン)列車」が1日17往復運転されているだけだしかも、ペンマゴジ駅まで運転されているのは9往復だけで、残りの8往復は従来通りトンドゥチョン~シンタンリ間のみの運転である 運賃体系も複線電化区間と非電化単線区間で分かれており、ソウル都市圏の駅からペンマゴジ駅までの切符は発売されていない1号線の列車からペンマゴジ行きのトングン列車に乗り継ぐ場合、トンドゥチョン駅かソヨサン駅でトングン列車の切符を改めて購入する必要があるトングン列車の大人運賃は一律1000ウォン(約84円)だ 運転再開から1か月が過ぎた2012年12月25日の11時50分頃、1号線の列車に乗ってトンドゥチョン駅に着いた列車を下りると、隣のホームにはペンマゴジ方面に向かうトングン列車の9501系気動車が出発を待っていた 9501系は片側2か所に客用ドアが設けられており、客室内は転換式クロスシートが設けられている旧日本国鉄のキハ66・67系気動車と似たレイアウトだ ペンマゴジ行きトングン列車は12時50分にトンドゥチョン駅を発車座席はペンマゴジに向かう観光客でほぼ埋まり、次のソヨサン駅でも1号線からの乗り換え客が多数乗車し、大都市圏の通勤電車並みの混雑になったソウル駅の一つ手前にある龍山(ヨンサン)駅から北東方向に延びて山岳地帯を横断し、日本海側の都市である元山(ウォンサン)駅までの223.7kmを結んでいたipad2 ケース かわいいソウル駅の一つ手前にある龍山(ヨンサン)駅から北東方向に延びて山岳地帯を横断し、日本海側の都市である元山(ウォンサン)駅までの223.7kmを結んでいたモンブランサングラスソウル駅の一つ手前にある龍山(ヨンサン)駅から北東方向に延びて山岳地帯を横断し、日本海側の都市である元山(ウォンサン)駅までの223.7kmを結んでいたiPhone 4s ケース 人気